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ロボット社会

2018年02月23日

AIによる偏見と差別

AIに学習させるための教材は人が選びます。そしてその教材はテキストデータや画像データなどがあり、いずれも人間がつくったものです。

学習用の教材が客観的なデータでない場合、そのデータには、偏見や差別を含んでいる場合があります。そしてその教材をAIがそのまま学習するため、AIも人間と同じように偏見と差別を持ってしまう可能性があります。ある特定の人やものを差別するようなAIを意図的に生み出すことも可能だと言うことです。特に、AIが人の評価に使われる場合、これは大きな問題になります。

この問題を解決するために、極端に偏ったデータを使用しないことがまず考えられます。
また現在では、偏見と差別をAIから除く取り組みがされています。

(本郷理一)


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2018年02月22日

AIとセキュリティ

AIによる高精度の演算処理は悪用されることがあります。

AIがパスワードを推測することで、特定がはやくなり、その確率が上がったという実験データがあります。従来のやり方に片っ端から文字を並び替えていくものがありますが、これでは数年の時間がかかります。

実際にはパスワードをつくるとき、完全にランダムな文字列にする人は多くありません。忘れてしまわないように自分の中でパターンをつくる傾向があります。「このパターンをAIが自ら見つけ出す」という領域に足を踏み入れようとしています。自分の名前や誕生日などの個人情報は入れてないから安全というわけではありません。飼っているペットの情報をパスワードに入れることや、英字の後に数字を入れることもパターンになります。

これにより、過去に流出したパスワードからパターンを見つけ、その人がつくりそうなパスワードを生み出すことができます。

このようにAIはセキュリティ面での悪用が懸念されています。AIを活用したセキュリティ対策と、AIを悪用したセキュリティの突破のせめぎあいになっていくと思います。

(本郷理一)





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2018年02月20日

ロボット社会における諸問題(1)

ロボット社会が進む上で問題となってくるのがプライバシーの境界だと思います。

自分に関する情報が、AIの学習に必要なビッグデータとして使われることに全く抵抗を感じない人がどれだけいるでしょうか。もちろん個人が特定されることはないという前提です。例えば、外に出ると、気づかない内に様々な場所で顔認識がされるなどです。社会全体として考えれば、犯罪者の発見など役立ちますが、少し抵抗を感じてしまいます。

この例も含めてIoTは現実世界の情報収集に拍車をかけます。どこで何をしているかはある意味「ロボット」に見られている状態になるということです。仮にすべてのデータを合わせたとしたら、その人の行動だけでなく、趣味・嗜好などまでを把握できると思います。

また、個人単位によってプライバシーが侵害されることも考えられます。例えば、眼鏡型ウェアラブル端末であるスマートグラスがカメラ機能を備えている場合です。眼鏡をかけていれば、カメラを構えるという動作をしなくてもウインクなどで撮影が可能です。撮影しても相手は気づかないため、プライバシーの侵害につながる使い方ができてしまいます。センサーが発達することで、より自然な動作で様々な機器を動かすことができる時代になると、こういった問題も出てくるはずです。

(本郷理一)



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2018年02月19日

機械操作の多様化

日常生活にあふれる機械を操作する方法で最も多いのは、ボタンを押す形式のものだと思います。家電を操作するリモコン、パソコンのキーボードとマウスなど。

ボタン形式の本質は「触る」ことによる操作です。初期は形があるものを押す形式でしたが、画面上でのタッチパネル式になりました。その考え方の延長で、感覚的な操作を促すウェアラブル端末が開発されています。装着することで、自分の体がリモコンのようになります。腕をタッチして画面の操作ができるようになるわけです。

これからは、直接触らない操作も発達するかもしれません。スマートスピーカーと呼ばれるものはその代表例で、声による操作を可能とします。他にも、指輪型のデバイスを装着することで、空中で指を動かして家電を操作することができる例があります。

(本郷理一)



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2018年02月13日

自動車業界におけるハードからソフトへの転換

自動運転技術が実用化し、ライドシェアが進むと、車というハードが売れる時代からソフトが売れる時代になっていくと考えられます。

先月1月にトヨタ自動車は、ライドシェアを想定した自動運転車を発表しました。「e-Palette」という、全長4-7mほどで内部に広い空間を持つ箱型の自動車です。

朝や夕方の通勤時間帯はライドシェア用として使い、それ以外の時間帯は配送車として、また移動店舗として使うなどが考えられています。

この発表が注目されたのは、次世代の車を開発しただけに留まらず、この自動車を利用したサービスを提供するためのプラットフォームの開発を進めていることを示したからです。

発表では、そのサービスを提供するパートナーも同時に紹介されています。米アマゾンや米ピザハットなどは通販や出前サービスを提供し、ウーバーや滴滴はライドシェアサービスを提供することが想定されます。

トヨタにはこれまで培ってきた自動車の技術がありますが、サービスを提供する点で重要になる、ユーザーとの接点がないという欠点が挙げられます。グーグル、フェイスブック、アップルなどユーザーとの接点が強い企業が自動運転車の開発に乗り出しています。そのような状況の中でトヨタは、彼らが将来の競合になると感じ、危機感を抱いているのではないでしょうか。

(本郷理一)




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2018年02月09日

新たなモビリティ社会の誕生

自動運転技術によって、人やモノの動きが大きく変わろうとしています。
さらにライドシェアも一定の需要があると言われており、モビリティ社会を大きく変えるとされています。

自動運転技術とカーシェアやライドシェア(※)による新たなモビリティ社会は、交通事故の減少と渋滞の緩和、物の輸送効率の向上、CO2排出量の抑制など社会的に見ても大きな恩恵をもたらします。

当然、既存の業界には大きな変化が起こると考えられます。ライドシェアが進めば、自動車メーカーは自家用車が売れなくなります。

また、自動運転技術の実現により、車に求められる形態が大きく変化する可能性があります。
例えば、トラックのように物を大量に積める乗り物が必要かどうかは分かりません。小型の車を大量に用意し、配送した方が効率的に届けられるかもしれません。配送車を大量に使えるのも、自動運転によってドライバーが必要なくなるからです。

また、車の形態が変わるということは、車自体の形が変わるということでもあります。それに伴い、車の部品構成も従来とは異なってくるはずです。いままでは必要であった部品が必要なくなると、下請けにあたる部品メーカーの収益に関わってきます。

自動運転は社会にとって、良い意味でも悪い意味でも大きな変化をもたらす技術だと思います。

(※)
カーシェアは「所有時間の共有」を意味し、個人の所有に属さない車をある時間だけ利用することを指します。当然、個人単位での乗車が可能です。
一方、ライドシェアは「移動空間の共有」を意味し、同じ車に相乗りのような形で他人と利用することを指します。自動運転が実現すれば、ドライバーが必要なくなるので普及が進むと考えられています。

(本郷理一)



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2018年02月08日

無人タクシーの実現を目指す

タクシー会社は自動運転技術の導入を積極的に進めています。というのも、業界の人手不足が原因として大きいそうです。

一方で、タクシードライバーの仕事を奪ってしまうという可能性も大いにあります。
ただ、東京を走るための5万台のタクシーのうち、約1万台は車庫に眠っている状態だそうです。そのため、これら1万台分を無人タクシーへ換える需要があります。

無人タクシーが現在のタクシー料金よりも安く提供できるようになると、タクシーを足として使う人が増えることが予想されます。バスや電車の混雑を避けたいとき、急いでいるとき、荷物が多く移動が大変なときなどにもタクシーを気軽に利用できそうです。

自分の車を持つことをやめて、タクシーを使うようになる人も出てくるかもしれません。駐車場代など、車を所有することでかかる費用はそれなりに大きいです。

国もタクシーの定期運賃制度を導入する方針を固めるなど様々な施策を進めようとしています。無人タクシーが実用化されたとき、都市の交通が大きく変わるかもしれません。

(本郷理一)




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2018年02月07日

無人タクシーの実証実験

自動運転の技術は日々進歩していますが、日本でも2020年に完全無人タクシーの実現を目指し、実証実験が行われています。

実際に運転席に人は乗らず、後部座席に人がいる状態で公道を走らせました。このとき、遠隔地からモニターで監視していました。この実験が行えたのは、運転席に人が乗っていなくても遠隔からの監視で実験が行えるようにガイドラインが定められたからです。

運転席に人が乗っていない状態で実験をする意味としては、ドライバーがいないことで周囲にどのような影響が出るか未知数だからです。例えば、ドライバー同士のアイコンタクトがなくなったとき、ドライバーがいる方の車の動きはどうなるのかなど。

自動運転の精度を高めるために、仮想空間化した街の中を走らせるという方法がありますが、上記の理由からも現実の世界を走らせる実験は必要なわけです。

(本郷理一)




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2018年02月01日

AIチップの開発

普通、AI処理は高速で演算処理を行うため、クラウド上で行われます。動作端末にはAI処理用のプロセッサは搭載していないため、ネットを介して別の場所にあるサーバーとやり取りを行うということです。

しかし、クラウドの場合、データをやり取りするため応答速度がどうしても遅くなってしまうことや、データの送信容量に制限ができてしまうことなどのデメリットがあります。また、セキュリティの観点からも、クラウドでないほうがよいとも言われています。

つまり、動作端末内でAI処理が完結できれば望ましいということです。実際に、昨年あたりからAIチップの開発に成功する記事を見るようになりました。このAIチップの中には、パソコンだけでなく、スマホなどの携帯端末に使えるようなものも含まれています。

これが実際に使われるようになると、スマホでもAIの処理をいかしたアプリが増えるかもしれません。例えば、人の顔写真を取ると健康状態が分かるなど。また、AIの処理はゲームとかにも応用できるかもしれません。プレイの仕方によって内容が変わっていくなど。

AIチップは、使う側からすれば、通信料を抑えてAI処理の恩恵が受けられるというメリットがあります。また、提供する側としては、AI処理が当たり前になったとしても、サーバー数を増やさなくてもよいというメリットがあります。グーグルによれば、全ユーザーが毎日3分間音声検索を利用しただけで、サーバーが倍必要になってしまうそうです。こうした理由もあって、AIチップの開発は急がれるわけです。

(本郷理一)





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2018年01月30日

AIの創作活動

AIにもクリエイティブなことができるのではないかと様々な取り組みがされています。

どの分野でも、AIにクリエイティブ、ここでは創作活動をさせようとすれば、まず教え込むことから始めます。膨大なデータを学習させることでつくりあげていくというわけです。

例えば、番組の台本、小説、絵画、詩、映画予告、映画、クラシックやジャズなどの音楽がありました。

めちゃくちゃなものがあれば、それなりに出来ばえのよいものまであります。音楽は特に、素人がつくれるレベルを完全に超えています。そもそも全くの素人にはつくれないので、当たり前かもしれませんが。それ以外は、クオリティを重視するならやはり人間の手を加えないといけないようなものが多いように感じます。AIが創ったものはインターネット上で公開されていたりするので、興味があったら調べてみて下さい。

(本郷理一)




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管理人プロフィール
日本ロボコム代表
学生起業家
本郷理一(ほんごう・りいち)

大学で建築を学びながら、日本ロボコム株式会社の設立に加わる。
また、「ロボット住宅」に関わる新会社の設立準備を行う。
合わせて、単なるビジネスを超えたソーシャルイノベーターの道を探る。
「ロボットビジネス勉強会」の月例会で「ロボットビジネスセミナー」の講師を務めている。
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